キャッシュレス決済の選び方

消費税増税に伴う消費者還元事業により、QRコード決済を中心にキャッシュレス決済の普及が進んでいますが、色々ありすぎてどれを選べば良いかよく分からない、、というのが正直なところです。

ここでは、私がキャッシュレス決済を選ぶ際に基準にした以下の項目について各サービスを比較してみました。

  • ポイント還元率
  • 支払い方法
  • チャージ方法
  • 貯まるポイントの種類

キャッシュレス決済で使えるポイントの種類も重要で、私はポイ活との相性を考え「楽天Pay」を主に使っています。

還元率アップなどのキャンペーンが各社で展開されていますが、キャンペーンは一時的なものなので、それらに踊らされないで本当に自分の生活に合ったものを選ぶべきと思います。

比較対象のキャッシュレス決済は、以下の6サービスです。

  • PayPay
  • 楽天Pay
  • d払い
  • LINEPay
  • OrigamiPay
  • モバイルsuica

還元率で選ぶ

キャッシュレス決済を行うと、ポイント還元を受けれます。ポイント還元には、国の施策(消費者還元事業)によるものと、決済サービス独自のものの2種類があります。

ポイント還元の種類

  • 消費者還元事業
    →国の施策により、期間限定(2019/10/1~2020/6/30)で対象店舗で一律ポイント還元
  • 決済サービス独自
    →上記とは別に、各決済サービス独自のポイント還元
還元されるポイントは、どちらも各決済サービスのもの。(PayPayならPayPayボーナス、楽天ペイなら楽天スーパーポイント)

消費者還元事業は、キャッシュレス決済をすれば決済サービスの種類に関わらず、対象店舗毎に還元率は一律です。

対象
2019/10/1~2020/6/30
還元率
消費者還元事業対象店舗
中小
5%
消費者還元事業対象店舗
中小FC
2%
対象外なし

決済サービス独自のものは、利用するサービスにより還元率や対象が異なってきます。

サービス名還元率
※キャンペーンを除いた通常時還元率
PayPay 1.5%
※残高払いorヤフーカードのみ
楽天Pay 0.5%
※楽天カード利用で +1%
d払い 0.5%
※ネット決済の場合 1%
LINEPay 0.5〜2%
※前月利用実績による
OrigamiPay なし
※即時割引キャンペーンあり
モバイルsuica 0.5 or 1%
※鉄道(JR東)利用の場合 2%

上記の還元率は、キャンペーンを除いた通常時の還元率です。現在各社で盛んに還元率アップなどのキャンペーンが行われており、キャンペーン時の還元率はこれとは異なります。

支払い方法で選ぶ

支払い方法として、ここでは以下の5パターンで比較をしています。

残高払い各決済サービスの残高から支払う方法
※事前にチャージしておくことが前提
銀行口座引落し決済毎に登録銀行口座から引き落とす方法
クレジットカード払い決済したものを、後日まとめて登録クレジットカードで支払う方法
ポイント払いキャッシュレス決済等で貯めたポイントで支払う方法
携帯電話料金合算払い決済したものを、後日まとめて携帯電話料金と合算で支払う方法
※携帯電話会社が運営するキャッシュレス決済に限ります。PayPayならソフトバンクかワイモバイル、d払いならドコモ。

残高払い

各決済サービスの残高から支払う方法です。

残高には、事前に登録している銀行口座かクレジットカード、セブン銀行などから現金をチャージしておくことが前提となります。

サービス名残高
払い
上限
PayPay 1日:50万円
30日:200万円
楽天Pay 1回:50万円
d払い なし
LINEPay 1回:100万円
※条件あり
OrigamiPay ×
モバイルsuica 1回:2万円

銀行口座引落し

キャッシュレス決済毎に登録している銀行口座から直接引落される方法です。

OrigamiPayのみ対応しています。

OrigamiPay以外のキャッシュレス決済は、銀行口座から事前にチャージしておき残高払いとなる方法が主流のようです。

サービス名銀行口座
払い
上限
PayPay ×
楽天Pay ×
d払い ×
LINEPay ×
OrigamiPay 1回:10万円
モバイルsuica ×

クレジットカード払い

キャッシュレス決済したものを、後日登録しているクレジットカードでまとめて支払う方法です。

QRコード決済の主流ですが、登録できるクレジットカード会社に制約があるので要注意です。

サービス名クレカ
払い
上限
PayPay
YJカード
VISA
Master
1日:2万円
30日:5万円
※条件あり
楽天Pay
楽天カード
VISA
Master
1回:50万円
d払い
dカード
VISA
Master
Amex
JCB
なし
LINEPay
VISA
Master
1回:100万円
※条件あり
OrigamiPay
VISA
Master
1回:100万円
モバイルsuica ×
メリット

クレジットカード側のポイントも貯まるのが大きなメリットです。

ポイント払い

キャッシュレス決済等で貯めたポイントで支払う方法です。

サービス名 ポイント
払い
上限
PayPay
PayPayボーナス
残高払いと同じ
楽天Pay
楽天ポイント
残高払いと同じ
d払い
dポイント
調査中
LINEPay
LINEPayボーナス
残高払いと同じ
OrigamiPay×
モバイルsuica
JREポイント
残高払いと同じ
メリット

ネットショッピングなどで貯めたポイントやポイ活で貯めたポイントをキャッシュレス決済の支払いに使うことができるのがメリットです。

PayPayならYahoo!ショッピングで貯めたPayPayボーナス、楽天ペイなら楽天市場などで貯めた楽天スーパーポイントなど。

携帯料金合算

キャッシュレス決済したものを、後日まとめて携帯電話会社の料金と合算して支払う方法です。

利用できるのは、携帯電話会社が運営するキャッシュレス決済に限ります。

サービス名携帯料金
合算
上限
PayPay
ソフトバンク
ワイモバイル
1月:10万円
※チャージのみ可
楽天Pay ×
d払い
ドコモ
1月:最大5万円
LINEPay ×
OrigamiPay ×
モバイルsuica ×
メリット

  • 必要経費の支払いを一元化でき管理が楽
  • 銀行口座やクレジットカードなどの登録が不要で、設定がやや楽になる

チャージ方法で選ぶ

続いてチャージ方法の比較です。以下の3パターンを比較します。

銀行口座登録銀行口座からチャージする方法
クレジットカード登録クレジットカードからチャージする方法
現金セブン銀行ATMやコンビニで現金をチャージする方法

チャージした金額は残高払いとして支払いに使用することができるようになります。

銀行口座からチャージ

登録している銀行口座からチャージする方法です。

サービスにより、登録可能な銀行口座が違います。三菱UFJ銀行が使えなかったりとと制約があるので要注意です。

サービス名銀行口座から
チャージ
上限
PayPay 1日:50万円
30日:200万円
楽天Pay
※楽天銀行のみ
1月:10万円
d払い 1回:10万円
1月:30万円
LINEPay 1日:10万円
OrigamiPay ×
モバイルsuica ×

クレジットカードからチャージ

登録しているクレジットカードからチャージする方法です。

チャージした金額を後日まとめてクレジットカードで支払います。

サービス名クレジットカードから
チャージ
上限
PayPay
※YJカードのみ
1日:2万円
30日:5万円
楽天Pay
※楽天カードのみ
1月:10万円
d払い ×
LINEPay ×
OrigamiPay ×
モバイルsuica
ビューカード
JCB
VISA
Master
Amex
Diners
JR東海カード
2万円

現金をチャージ

現金をチャージする方法です。

セブン銀行ATMやコンビニでチャージすることができます。

サービス名現金を
チャージ
上限
PayPay
セブン銀行
1回:50万円
楽天Pay ×
d払い
セブン銀行
コンビニ
(セブン銀行)
1回:50万円
(コンビニ)
1回:10万円
LINEPay
セブン銀行
コンビニ
(セブン銀行)
1回:50万円
(コンビニ)
1回:29.9万円
OrigamiPay ×
モバイルsuica
駅券売機
セブン銀行
コンビニ
スーパー
家電量販店
etc
2万円
メリット

銀行口座やクレジットカードの個人情報を登録したくない、という方に便利な方法です。

セブン銀行ATMからチャージする場合も口座不要で、ATMの案内に従いチャージすることができます。

オートチャージ

チャージ方法ではないですが、多くのキャッシュレス決済でオートチャージが可能です。

登録している銀行口座やクレジットカードから、指定の金額でオートチャージされます。

サービス名オートチャージ 制約
PayPay 1,000円から
楽天Pay 1,000円から
d払い
LINEPay 1,000円から
OrigamiPay ×
モバイルsuica 1,000円単位1万円まで

貯まるポイントで選ぶ

キャッシュレス決済を利用した場合、還元されるポイントの種類も重要です。

選ぶ基準としては、ネットショピングや街でのお買い物で貯まるポイントは一つにまとめることが重要です。

各キャッシュレス決済で貯まるポイントは、そのサービス内か、関連サービスでの利用に限られます。異なるキャッシュレス決済サービス間でポイントの相互利用はできません。

ポイントが分散すると、貯まるポイントが少額で使い道が限られたり、ポイントの存在を忘れてしまったりと管理も手間が増えます。

なので、これまでの生活で使用頻度の高いポイントサービスと関連性の高いキャッシュレス決済を選ぶのが良いと思います。

  • Yahoo!ショッピングをよく利用する方は、PayPayボーナスが貯まるので、相互利用可能なPayPayを使う
  • 楽天市場をよく利用する方は、楽天スーパーポイントが貯まるので、相互利用可能な楽天Payを使う

といった感じです。

サービス名 ポイント
PayPay PayPayボーナス
PayPay支払い、Yahoo!ショッピングで利用可能
楽天Pay 楽天スーパーポイント
楽天Pay支払い、楽天市場など楽天関連サービスで利用可能
d払い dポイント
d払い、ドコモ関連サービスで利用可能
LINEPay LINEPayボーナス
LINEPay支払いで利用可能
OrigamiPay なし
モバイルsuica JREポイント
モバイルsuica支払い、鉄道運賃

その他サービスとの関連で選ぶ

ポイ活と親和性の高いキャッシュレス決済

ポイ活を上手く利用すると、ポイ活で貯めたポイントでキャッシュレス決済をするという、入金から支払いまで全てをキャッシュレス化することが可能です。

キャッシュレス決済に利用でき、ポイントサイトから交換可能なのは、楽天Pay、d払い、LINE Payです。

楽天Pay
ポイントサイトから交換可能なポイント対応キャッシュレス決済サービス
楽天スーパーポイント
dポイントd払い
LINEポイントLINE Pay
ポイ活と親和性が高い

  • 楽天Pay
    →ポイントサイトから楽天スーパーポイントに交換
    →そのまま支払いに利用
  • d払い
    →ポイントサイトからdポイントに交換
    →そのまま支払いに利用
  • LINE Pay
    →ポイントサイトからLINEポイントに交換
    →LINEポイントをLINE Payにチャージして利用

ポイ活で貯めたポイントをキャッシュレス決済に使いたい!という方は、楽天Pay、d払い、LINE Payがオススメです。

楽天ユーザ

楽天ユーザーにオススメなのは「楽天Pay」です。

ネットショピングは楽天市場、街でのお買い物は楽天Payにすることで、楽天スーパーポイントにポイントを一元化できるのが大きなメリットです。

また、支払いに楽天カードを使えばポイントアップを図ることも可能。

楽天Payのメリット

  • ネットでも街のお買い物でも楽天スーパーポイントが貯められる
  • 楽天カード利用でさらにポイントアップ
  • 楽天銀行、楽天カードからのチャージも可能

ドコモユーザ

ドコモユーザーにオススメなのは、「d払い」です。

ドコモの携帯電話料金と合算払いできるのが大きなメリットです。

また、dカードを所有している場合、同じdポイントが貯まるのでポイントの一元化も可能。

d払いのメリット

  • ドコモ携帯電話料金合算払いが可能
  • dカード利用でdポイントに一元化が可能

ソフトバンク・ワイモバイルユーザ

ソフトバンク・ワイモバイルユーザーにオススメなのは、「PayPay」です。

携帯電話料金と合算払いできる点と、Yahoo!Japanカードとの親和性が高いのがメリットです。

PayPayのクレジットカード払いでポイント還元があるのはYahoo!Japanカード利用のみ。ただし、還元率は1.5%と他のキャッシュレス決済と比べて高いのが特徴。

また、ソフトバンク会員の場合Yahoo!ショッピングのポイント還元率が常に10%(ワイモバイルは5%)になるので、PayPayボーナスが貯まりやすく、貯まったポイントはPayPayの支払いにも利用でき他サービスとの関連が強いのも特徴です。

PayPayのメリット

  • Yahoo!Japanカード利用で1.5%のポイント還元
  • ソフトバンク・ワイモバイル携帯電話料金合算払いが可能
  • ネットでも街のお買い物でもPayPayボーナスが貯められる
  • ソフトバンク・ワイモバイルユーザーはPayPayボーナスを貯めやすい

JR東ユーザ

JR東ユーザーにオススメなのは、「モバイルsuica 」です。

ここで紹介している中では、最も普及していると思われるのがモバイルsuicaですが、キャッシュレス決済だけでなく新たに鉄道(JR東に限る)利用でもポイントが貯まるようになりました。

JR東の定期券をすでにモバイルsuicaにしている方は、モバイルsuicaをそのまま店舗でも利用するのが、最もスマートかと思います。

モバイルsuicaのメリット

  • 鉄道(JR東)利用でポイントが貯まる
  • 利用できる店舗が多い

まとめ

多くのキャッシュレス決済サービスがありますが、基本的な機能や使い方、ポイント還元率に大きな差異はありません。

各社で盛んにキャンペーンを行っているので、還元率にばかり目がいってしまいますが、個人的には、自分が普段よく利用しているサービスや所有しているクレジットカードなどと親和性が高いキャッシュレス決済を選ぶのが良いと思います。

ちなみに私は、楽天市場をよく利用していて、楽天カードと楽天銀行口座もあるので、楽天Payを主に使っています。

ポイ活ど貯めたポイントサイトのポイントも有効活用できるのでオススメです。